2016年3月31日木曜日

「組体操 一律規制せず」となりましたが?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 組体操の実施に対する文部科学省方針を評価する。
 何でも「危ないからやめる」に歯止めがかかったことを
  喜びましょう。
ねらい:
 今後も前向き指針を期待したいですね。


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私は2月29日のブログ「組体操は危険?」
http://uenorio.blogspot.jp/2016/02/blog-post_17.html


で「何でも危険だからやめろ」となったら、
日本はますますじり貧だ、良い点も評価しよう、
と主張しました。


今回文部科学省が出した指針のポイントは、
以下のようなもので、
組体操を否定しないスタンスは評価できます。
ホッとしました。


 実施する狙いを明確にし、教職員で共通理解を得る。


 練習状況に応じて、演技内容や指導計画を適切に見直す。


 万が一、練習中に負傷者が出た場合、
  速やかに原因究明して安全対策を選択する。


 事故が多く体格差の大きい小学校は、
  特に慎重に演技内容を選択する。


 具体的な事故事例などの情報を現場の教員に周知徹底する。


しかしよく見ると、国としては責任をどこかに投げていますね。
教育委員会と学校です。


現に、学校の先生方はテレビの取材で
「任せると言われるのは困る」と言っていました。


私としては、今回の結論は早く出したことが
お役所仕事らしくなくて良いのですが、
今一歩踏み込み不足だと思います。


たとえば、前掲ブログでご紹介したように、
組体操の学習指導要領を早急に作るべきですね。
それをいつまでに作るというようなコミットも欲しかったです。


でもこの指針は60点は取れています。
今後に期待します。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

50年以上前になりますが、運動会の組体操で怪我(擦り傷程度)をした記憶がありますが、その組体操の是非を
国が決める必要があるのでしょうか?
情けない状況と思う。