2014年10月30日木曜日

小渕優子さん、松島みどりさんの辞任はどう思いますか? そのあと我田引水

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 小渕優子さん、松島みどりさんの辞任について考えてみる。
 システムが動いている裏で、
  システムの事故・障害を起こさないための努力が
  行われていることを知っていただく。
 その努力の一つ当社の「Sweeper養成講座」を知っていただく。

ねらい:
 Sweeper養成講座の内容をご研究いただく。
 できればこの研修にご参加ください。

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10月26日のフジテレビ「新報道2001」は、
このお二人の辞職問題を取りあげていました。

政局判断で早期同時辞任となりました。

小渕さんは、
個人単位の年会費等に対してワインなどを送ったり、
観劇会で正規の料金よりも集めた会費が少なかったので
買収行為であると認定されてしまいました。

後者は言い逃れができないようですが、
前者は、納めた会費に対して提供した物品の値段が小さい場合は
金品の提供(買収、利益供与)とは認められない、
という解釈もあるようでした。

松島さんのはうちわを選挙民に配ったというものです。
当日のテレビで面白いことが示されていました。
厚紙のうちわの形でもA4サイズ以下ならOK
(ビラはA4以内ならよいという規定があるのです)、

指を差し込めるようになっていても
まあOKなのだそうです。

白い台紙のサイズはA4です。












ですが松島さんの場合には
「柄がついている」ので、
うちわ=価値ある物品ということで、
クロではないかということでした。





では、このようなものはどうでしょうか。
うちわとして使うことも
意識しているでしょうが、
「柄が付いている」とは言いにくいようです。

微妙ですね。







小渕さんは、
「自分はそういう事実を把握していないが
確認します、もし事実なら責任は私にあります」と
四の五の言い訳せずに極めて素直な対応でした。
好感が持てましたね。

松島さんは、違反かどうか微妙だったこともあり、
「悪いことをしているとは思わない」
などと開き直っていました。

おそらく、小渕さんのことがなければ
辞任しなくてすむ微罪だったのかもしれません。

いずれにしても、
明らかな悪意に基づく不正行為ではないでしょう。

ちょっとした不注意か綻びだと思われます。
それが辞任に繋がってしまうのですから怖いですね。

野党とマスコミの「根性の悪さ」も影響しています。

以下は、便乗・我田引水の論理展開です。
ご容赦ください。
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ちょっとした不注意という意味では、
個人情報漏洩で辞任に追い込まれた社長もいます。
情報システム事故で責任をとったトップもいます。

実は情報システム事故という点からすると、
現在の情報システムは
いつそのような事故が起きてもおかしくないような
脆弱な仕組みなのです。

それをシステムの運用と保守(エンハンス)の担当が
大事に至らないように瀬戸際でせき止めています。

でも、管理者や利用者から見ると、
事故(障害)は起きなくて当たり前で、
起きると「何をやっているのだ!!」と叱責されるのです。

情報システムを構成しているプログラムは
何万行・何十万行の命令文(仕様)でできています。
1行にはいくつもの「単語」が入っていますから、
その全部の関連を見て
間違いをなくするなどはできそうにもないでしょう?

そのため、銀行の大きなシステムを作る時などは、
半年もテストを繰り返しています。
それでも時々、ATMが止まるなどの事故が起きるのです。

そうやって、テストをして大丈夫となったシステムでも、
経営や業務の変化に対応して変更・改修が発生します。

この変更・改修をドジすると障害に繋がります。
システムの生涯を通じての障害発生原因としては、
初期の開発時のエラーよりも変更・改修時のミスの方が
圧倒的に多いのです。

JUASの調査では、
開発起因障害は28%、
保守運用起因障害は72%です。

そこで、事故に繋がる障害の削減対策としては
保守(エンハンス)業務の整備をすることが
非常に有効であるのに、
世の経営者さんたちは、
保守は後ろ向きの必要悪業務であるから
なるべく経費をかけずに改善のための投資もしない、
という方針です。

「これではいけません、保守業務の改善に投資をしてください」
という趣旨で
当社が2010年から継続している研修が
エンハンス(保守)業務改善のリーダを育てましょうという
Sweeper養成研修なのです。

Sweeperというのは掃除をする人という意味で、
情報システムの場をきれいにすることを期待役割とします。

ぜひ皆様の部下を
このSweeper養成研修に出していただいて、
障害削減に貢献していただけませんか?

第7期エンハンス業務改革推進者養成講座のご案内
http://www.newspt.co.jp/data/sweeper/sweeper.html


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