2014年6月2日月曜日

石破さんの言われる「世論調査の限界」

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 世論調査の「いい加減さ」を再認識していただく。

ねらい:
 今後ともそういう目で世論調査結果を見ましょう。

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フジテレビ「新報道2001」の2014.5.18で
こういう報道がありました。

フジテレビの以下の調査結果に対して
石破さんがコメントをしていました。

[フジテレビの調査結果]
「集団的自衛権の行使についてどう思うか」
 首都圏の500人対象
  賛成14.6%
  限定的賛成 49.4%
  反対28.8%
  不明7.2%

[石破さんのコメント]
この調査結果は集団的自衛権の行使を認めるように進めている
自民党に有利な結果のように思えるが、
何とも言えない。
世論調査は聞き方でがらっと違う答えになる。

たとえば、
「憲法解釈を変えて」とか「憲法を改正して」とかの
条件をつけるとか、
集団的自衛権の内容の説明をどうつけるとか。

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まさにそのとおりだと思われます。
無作為抽出された国民だとすると、
どれだけの人が集団的自衛権の内容を理解しているのでしょうか。
聞き方やその時のマスコミ等の論調で
それがいいことか問題のことかを判断しているのだと思われます。


2014.5.25日の朝日新聞の報道に
以下の内容がありました。 

2013年12月6日に発表した政府(経産省)の提示した
エネルギー基本計画原案に対する
パブリックコメント19000件の中での2109件分

 「脱原発」が2008件で95.2%
 原発の維持・推進は33件1.6%
 その他68件3.2%

コメントの内容を朝日新聞の判断で分類集計しているものです。
本当にコメント者の意図に合っているかどうか分かりません。

それなのに、この記事の見出しはこうなっています。
「エネ計画のパブリックコメント」
「脱原発」意見9割超

こういう記事を見せられていると
あまり深く考えない多くの人は
「脱原発」が時代の流れ、と思ってしまうのではないでしょうか。

世論調査は当てになりません。


石破さんは、5月18日のテレビで
こういうことも言っていました。

「公明党とは今後とも連立を続けていくのか」
という質問に対して
「自民党は公明党と連立でやっていきます」、
と選挙公約して国民の信をいただいたのです。
単独でいけるだけの支持をいただいたからと言って、
「連立解消しましょう」というわけにはいきません。


信義を重んじていていいですね。

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