2013年11月29日金曜日

50年目で分かりつつあるケネディ暗殺の真相は?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 ケネディ暗殺の背景事実に近づいていただく。

ねらい:
 「ウォーレン委員会50年目の証言」を読んでいただく。

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今回のテーマのきっかけを与えてくれたのは、
私の情報源の一つである
フジテレビ日曜朝7時半、美人キャスター吉田恵嬢が登場する
「新報道2001」です。

11月24日でしたが、その2日前11月22日は
ケネディ元大統領が凶弾に倒れた日から満50年で
テキサス州ダラスで追悼式典が行われました。

この記念すべき日、
ご承知のようにケネディ大統領のご令嬢
キャロライン・ケネディ駐日大使は赴任直後で
日本におられ
その式典には参列されませんでした。

お父様が亡くなられたときの
5歳のいたいけないお嬢さんだった姿を思い出し、
お気の毒にと思いました。

ケネディ大使は、その人事が発表になった時は
マスコミの評価が低調でしたが、
来日されてからの人気は過去の歴代大使の中で最高ですね。
儀装馬車での行進はとても美しく、すごい歓迎の人でした。

本題です。
11月24日の放送で、ほんの少しの時間でしたが、
50年目にして今まで知られていなかった新事実が出てきた、と
「ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言」
のさわりが紹介されました。

そこで早速その本を入手しました。
著者は、フィリップ・シノンという元ニューヨークタイムズの記者で
本書の基礎になる情報収集活動に5年を要しています。

本書は、上巻428ページ、下巻412ページの大作です。
とても短時間では読破できません。

そこで、現時点で分かったこと、気になることを
以下に列記させていただいて
詳細は読破次第ご報告ということにさせていただきます。

・ケネディ政権は
 キューバのカストロを暗殺によって排除しようとしていた。

・暗殺の真相を明かすためのウォーレン委員会の
 ウォーレン委員長はケネディの死を非常に残念がっていた

・それにもかかわらず、真相を明らかにしない方向で委員会を
 動かした。

・それは、何ものかの強い力があったからであろう。

・その一つの疑いは、
 ケネディ暗殺の動きをキャッチしていたにもかかわらず
 それを阻止できなかったCIAである。

 
・オズワルドは現場に居合わせたのは確かであるが、
 犯人に仕立て上げられた替え玉の可能性がある。
 
 
 

・その理由は彼が射撃の名手ではなかったことである。

・オズワルドが真犯人でないことが尋問等で判明すると困るので
 ジャック・ルビーにオズワルドを殺させた(これは周知)

・しかし、警戒の中をジャックルビーがオズワルドに近付くのは
 警備側の導きがなければできないことである。
 ここでもCIA等の影が見え隠れする。

・事情を知っている可能性がある人間および
 ウォーレン委員会のメンバは厳しいかん口令がしかれ
 みな「知らない」と言ってきた。

・そういう人たちは、
 自分に身の危険があると思わせられたようだ。

・かなりの証拠資料が委員会段階で焼却されている。

・多くの証言可能者は死んでしまっている。
 そういう状況の中で本書の著者シノンは情報集めを行った。

・残念ながら確たる物的証拠は少なく、
 推定できる記録が主材料である。


ということなのです。

こうしてみると、最近の盗聴事件も含め
アメリカの暗部は恐ろしいものですね。

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