2013年9月30日月曜日

残念橋下さん、地域分権の落とし穴に落ちてしまった!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 
 
 堺市長選挙結果の意義を考えていただく。
 維新の会の敗因を考えていただく。
 地域のエゴは強いと再確認していただく。

ねらい:
 
 「良識人」は全体最適思考を心がけましょう。

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ご承知のように、堺市長選挙で
維新の会の推す候補者が落選してしまいました。

橋下さんのコメントは、
作戦が甘かったという素直な反省です。

ところが、マスコミは何と言っていますか?

記者たちは「辞任しないのですか」という
何も考えていないお決まりの質問をしています。

朝日新聞は、
「(橋下氏から)民意が離れた」
「大敗を喫した」と否定的な言い方をしています。
しかし差は、198対141(千票)なのですよ。
橋下さんの足を引っ張ろうという報道意図が見え見えですね。

日経新聞でも「橋下氏、求心力に陰り」と見出しをつけています。

確かにそういう面もあるかもしれませんが、
ことの本質はそうではありません。

「地元可愛い」派の選挙民が、
「大阪都構想に参画したくない、
自分たちは今のままの独立がよい」と
部分最適を選んだだけのことです。

小選挙区では、
日本のために頑張る候補者は当選せずに、
地元に利益誘導してくれる候補者に投票する
というのとまったく同じ構図です。

このような地域優先を考える人たちに対して
全体最適の利点をアピールできなかったのは
橋下さんたちの失敗だったのでしょう。

しかし、あらためて、地域・地方重視政策の難しさを
感じさせられました。
地方と言ってもどのレベルを言うのかは、
これからも揉めるのでしょう。

それを乗り切って大同団結できる
ビジョン・見識と説得力・リーダシップがないと
明るい地方の時代は来ないでしょう。

今回の敗北は
橋下さんにとってもいい勉強になったはずです。
今後に期待したいと思います。


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