2010年11月1日月曜日

保守業務の改善の研究会、成果が出始めています!!

 ㈱データ総研とシステム企画研修㈱の共催で進めております
 SLCM研究会ですが、
 昨年と今年は保守業務に焦点を当てて研究をしております。
 保守の対象範囲はソフトウェアです。
 研究メンバは、主催者側を除いて14社23人です。

 10月28日に今年度第3回目の研究会を開催しました。
 その成果は
 「障害削減に焦点を当てた保守プロセス整備」というタイトルの
 対策集です。

 保守業務を13プロセスに分け、以下のような整理を行っています。

 例:
 影響範囲調査・確認のプロセス
 障害に結びつく問題点:
  連携のない類似する別業務の影響範囲の確認漏れが起きる  

 原因:
  要望に別業務が入っていない。
  また、開発も業務を理解していないため指摘もできない。

 対策:
  ・業務フローを整備する。
  ・業務フローの要素、類似業務の関連をリポジトリで管理する。
  ・メンテナンス作業の中で類似業務を開発する際には
   台帳への登録を実施するよう手続きを定める、
  ・あるいは既存手続きのこの部分を強化する。

 問題点は70件、対策は150件に及んでいます。

 第3回研究会では、この対策集の活用法も検討し
 以下のような活用をすればよいということになりました。

 ①対策の部分をチェックリスト化して、
  新しく保守業務を決める際または改善する際に用いる。
 ②問題が発生した時に、
  原因究明または根本対策を検討することに用いる。

 とにかく、すぐに使えそうな成果物ができ上がったのです。

 次の第4回では同じ手法で
 保守業務の納期短縮・コスト削減を検討することになりました。

 ご関心ある方はお問い合わせください。

  田村八重子 電話03-5695-3130
           Mail tamura@newspt.co.jp

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